土用の丑の日(どようのうしのひ)は、日本の夏の風物詩の一つで、暑い夏を乗り切るために鰻を食べる日です。元々は中国の陰陽五行説に基づいており、土用とは季節の変わり目の約18日間を指します。この期間中に「丑の日」が含まれると、それが「土用の丑の日」となります。
土用の丑の日の由来
土用の丑の日に鰻を食べる習慣は、平賀源内によって広められたと言われています。平賀源内は江戸時代の発明家・医者・蘭学者であり、夏場の鰻の売上を上げるために「本日丑の日」と書かれた看板を提案しました。このアイデアが大当たりし、鰻を食べる習慣が広まりました。
土用の丑の日の豆知識
- 鰻の栄養価: 鰻は高タンパク質でビタミンAやビタミンB群、カルシウム、鉄分などを多く含み、夏バテ防止に適しています。
- 土用の丑の日の数: 一般的には年に1回ですが、年によっては2回あることもあります。
- 他の土用の食べ物: 土用の丑の日には鰻だけでなく、他の「う」のつく食べ物(例えば、梅干し、牛肉、瓜など)を食べる習慣もあります。
関西でおすすめの鰻屋さん
関西には数多くの美味しい鰻屋があります。私が訪れた京都、大阪、神戸のおすすめ鰻屋を紹介し、その際の体験をお伝えします。
本家 柴藤
本家柴藤は創業300年の超老舗。訪れた日は、名物の「大阪まむし」を注文しました。備長炭で焼かれた鰻はカリッとした表面とふわふわの中身が特徴で、昔ながらの味わいが楽しめます。ご飯の間にも鰻が挟まれており、タレのしみ込んだご飯が絶品でした。
かねよ
かねよは京都で100年以上の歴史を誇る老舗鰻屋です。お店に入ると、歴史を感じさせる落ち着いた雰囲気が広がります。ここで注文したのは名物の「きんし丼」。分厚い鰻の蒲焼の上に、ふわふわの卵がたっぷり乗っていて、見た目も華やかです。鰻は香ばしく、タレとのバランスも絶妙で、大満足の一品でした。
うなぎ四代目菊川
神戸三宮駅から徒歩3分という好立地にあり、アクセスも抜群です。店内に入ると、和モダンなインテリアが広がり、落ち着いた雰囲気が感じられました。一口食べると、外はカリッと香ばしく、中はふっくらとした鰻の食感が広がります。タレは甘さ控えめで鰻の風味を引き立てており、ご飯との相性も抜群です。特筆すべきは、鰻の品質の高さ。四代目菊川では、厳選された国産鰻を使用しており、その鮮度と旨味は一級品です。スタッフの対応も丁寧で、細やかなサービスが心地よかったです。
まとめ
土用の丑の日には、鰻を食べて夏の暑さを乗り切りましょう!関西には美味しい鰻屋さんがたくさんありますので、ぜひ訪れてみてください。